アブストラクト
題目
Gravity on the Brane World
講演者
中村 康二 氏(国立天文台 理論天文学研究系 )
日時
2002年4月4日(木)午後3時半より
場所
日大理工・船橋校舎・1号館1階111A室
要旨
日常的に我々が認識しているこの世界は、空間3次元、時間1次元の4 次元の時空である。これに対し、最新の理論物理学では、「より高次元 の時空内の4次元膜(ブレーン・ワールド)上に我々は住んでいる」と いうシナリオが盛んに議論されている。このシナリオは標準的な素粒子 論を超えた一つの可能性であり、特にその特徴が顕著に現われるのは重 力である。さらに、この特徴が近い将来実験・観測から検証できるかも しれないとまで言われている。この談話会では、このブレーン・ワール ドの基本的な考え方とそこでの重力の特徴、そしてその検証に向けての 幾つかの理論的試みを紹介する。
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